どうやってコミュニケーションすればいいのか?
これはいつの時代でも、どこでもいわれていることで、
「相手本位で話す」ということが重要になります。
相手の立場にたって考えるとか、与える意識とか、
いろいろな言葉でいわれていますよね。
具体的には相手の話をただ聞くということじゃなくて、
話の中心を相手にするということです。
だからあなたが話していたとしても、話の中心が
相手であればそれは問題ありません。
そうすることで相手は、話を聞いてくれている、
理解してくれている、共感してくれていると感じて、
孤独な気持ちが消えていくわけですね。
もっといえば、共感するだけでは不十分で、
共感していることを相手に伝えることが必要になります。
そこまでやって初めて相手の孤独を消すことができます。
厳密には消せないんですけど、紛らわすことができる。
こうすることで自然と自分の周りに人が集まってくる
ようになります。
人間は気付けばどうしても自分の話をしてしまうので、
これをするのはなかなかに難しいもんです。
でも意識して訓練すれば会得できる技術です。
才能ではなく、訓練次第でなんとかなる技術で
あるってのがいいですね。
それで最後にちょっとしたエクササイズをやってみましょう。
まず、自分が言われて嬉しいことを書き出してみてください。
相手が言われて嬉しいと感じることじゃないですよ。
あくまでも「自分がいわれて嬉しいこと」です。
時間は3分。
目標は100個です。
別に文章でも単語でもいいですけど、
3分で100個が目標ですからおのずと
単語になると思います。
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どうです?できましたか?
もうちょっと待ちます
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はい。OKです。
どうでしょう?
どれくらい書き出せたでしょうか。
ちなみに3分で100個といいましたが、
本当は5分で30個を目標にするエクササイズです。
だから100個書けなくても落ち込む必要は
ありません。
さらにいえば、5分使っても30個書き出せる人は
5%くらいしかいないそうです。
なので、3分で30個書き出せた人は
それだけで大したもんです。
トップ5%の仲間入りです。
で、このテストでなにが分かるかといえば、
「他人への興味」
がわかるそうです。
少なければ少ないほど、他人への興味がない、
他人を見ていない、自分本位であるという
ことですね。
逆に多ければ多いほど他人を見ている、
他人に興味がある、相手本位であるという
ことです。
また、出てきた答えを眺めてみて欲しいんですけども、
大方の場合は答えに偏りが見られます。
肉体面での褒め言葉、
精神面での褒め言葉、
経済面での褒め言葉、
などなどです。
その偏りはつまり、自分が重要視しているところ。
自分がフォーカスしているところだといえます。
自分の特性を理解する、自分探しにも使えますね。
もしかすると、今現在、あまり出てこなかったかも
しれませんが、あくまでも心理テストなので深く
考える必要はありません。
ただ、これを定期的にやって、多く書き出すことができる
ようになれば、不思議と相手のいいところが見えて
くるようになります。
あとはそこを認めて、質問して、話を聞いてあげる
ことでみるみるコミュニケーションが上手くなって
いきます。
ぜひとも試してみてください。
そんなことを気付けたセミナーでした。